学生生活が何かうまくいかないと思ったら

2024年3月に文部科学省より「障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第三次まとめ)」が公表され、続く4月には改正「障害者差別解消法」が施行されました。これにより、全国の大学において、障がいのある学生へのサポートがさらに発展していくことが期待されています。

長崎大学では、2013年に文部科学省の「障がい学生支援関連事業」を受け、全学的な支援体制の強化と円滑な修学支援を目的として「障がい学生支援室(アシスト広場)」を設置しました。また2014年には、「障害のある学生への支援に関する理念および方針」を制定し、本学としての支援の考え方や体制を明確にしています。

アシスト広場では、保健センターや学内各部局と連携しながら、次のような取り組みを進めています。

  • 入学前の進路・修学に関する相談対応
  • 学生一人ひとりの状況に応じた合理的配慮の検討と調整
  • 研修会や公開講演会を通じた障害理解と意識啓発
  • 卒業・修了後の進路を見据えた支援
  • ピアサポートである「アクセスサポーター」の養成と活用
  • 学内バリアフリー調査およびバリアフリーマップの作成
  • 修学支援機器や備品の整備

また、学内各部局の代表者による「障がい学生支援連絡会議」を定期的に開催し、合理的配慮に関する情報共有や支援体制の改善に努めています。さらに、行政機関、県内の関係団体、他大学とも連携を深め、より充実した支援体制の構築を目指しています。

最近では、合理的配慮への理解が広がる一方で、障がいのある学生のニーズも多様化しています。そのような状況の中で、特定の配慮にとどまらず、すべての学生にとって学びやすい環境づくりを進めるため、「学びのユニバーサルデザイン(UDL)」の考え方を活かした取り組みも推奨しています。

障がいのある学生をはじめ、ご家族、関係者のみなさんとともに、今後も支援のさらなる充実に取り組んでまいります。アシスト広場は、みなさんが安心して学び、自分らしく成長できるよう、これからも全力でサポートしていきます。
どうぞ気軽にご相談ください。

2025年10月
障がい学生支援室長 安武 敦子